廃棄物の排出量とリサイクル率
店舗から出る廃棄物の排出量を減らすとともに、ビン、缶、ペットボトル、紙のリサイクルについては各自治体の法規に準じて適正に処理しています。
食品リサイクルの取り組み
ミニストップの食品リサイクルには、弁当などのリサイクルと、創業以来実施しているファストフードでの使用済み食用油のリサイクルの2つのリサイクルのシステムがあります。
1.食品廃棄物のリサイクル
ミニストップの考えと行動
ミニストップでは、お客さまを第一と考え、品揃えに努めながら、廃棄を極力減らすよう発注管理を厳しく行っています。しかし、食の安全・安心の確保と予測不能な天候などの影響から、やむを得ない食品の廃棄が出てしまいます。これらの食品廃棄物をどうにか「資源」として有効活用することはできないか考え、ミニストップでは、業界に先駆けて1998年(食品リサイクル法施行の3年前)から、販売期限切れ食品を堆肥化する数々の実験と検証を繰り返してきました。
その後、畜産農家の飼料需要が増加したこともあり、2004年から販売期限切れの弁当などを家畜の飼料にする取り組みも始め、現在では地域により「飼料化」「堆肥化」「バイオガス化」を実施しています。
持続可能な取り組みに向けて
食品リサイクルが持続可能な形で行われるためには、食品リサイクルから作られる飼料やたい肥が高い品質であるとともに、食品廃棄物を極力減らした上での事業性を踏まえた安定供給が求められるという複雑な状況をクリアする必要があります。
現在は、食品残さ由来の飼料、堆肥の生産費用や法規制上の収集運搬の問題で、まだ実施地域が限られていますが、今後も順次、実施エリアの拡大、実施店舗の増店に努めていきます(2022年現在、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で実施中です)。
2.使用済み油のリサイクル
1980年の創業以来、ファストフード製造時に出る使用済み油を、委託業者を経てほぼ100%、家畜飼料、石けんやインクにリサイクルしています。
レジ袋・割りばしのお渡し量の削減
コンビニエンスストアの業態特性として、電子レンジで温めた弁当・惣菜などの商品提供が多いことや、立ち寄りによる買い物が中心であることを考慮し、従来実施しているお客さまへの声かけを基本とした取り組みの徹底を図っています。
積極的な「一声運動」を通じ、箸やレジ袋が不要なお客さまにご協力をお願いするとともに、レジ袋の薄肉化、適正サイズの利用徹底を進めています。またお箸は、2017年7月より竹箸の提供へ切り替えています。
1店舗当たりの年間レジ袋使用枚数および使用重量
※この表はスライドできます。
年度 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 |
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使用枚数 | 199,863枚 | 192,630枚 | 80,650枚 | 56,055枚 | 52,623枚 |
使用重量 | 605kg | 583kg | 218kg | 170kg | 160kg |
- (注) レジ袋有料の義務化に伴い、2020年6月1日よりレジ袋有料化を実施。このため2020年度以降のレジ袋使用枚数および使用重量が大幅に減少しています。
建築廃材のリデュース・機器のリユース
一部店舗の建築時には建設条件が合う場合、工場で製作したユニットを現場で組み立てる工法を採用し、廃材の発生を抑えています。また、ユニット仕様のため再利用が可能です。
店舗改装・閉店時には、備品などをミニストップリペアセンターへ集めて修理再生、店舗で再利用しています。