沼田バイパス店(群馬県)

ミニストップ沼田バイパス店の開業時から店舗運営に従事し、現在は同店を含む3店舗を経営し店舗体制改善に取り組むほか、ガソリンスタンド会社を経営する長谷川法人オーナーにお話を伺いました。

ミニストップがなかったこの地にオープンして20余年

2000年に店舗経営を開始し、開店から22年がたちました。それまでは、ガソリンスタンドを軸にした会社に勤務していました。規制緩和で業態やお客さまの流れが変わっていく中、次の一手としてコンビニが良いのではないかと、社内で検討していました。その当時沼田にはミニストップがなかったのですが、イオン外商部の方が来社された際、ミニストップを紹介されたことが、ミニストップをやることになったきっかけでした。

オープン時はとにかく反響が大きく、かりかりまんを1日中揚げていました。また、夏のハロハロ発売時にはチラシや折り込みで訴求し、1日200個売り上げたことを覚えています。地域のお客さまが、ミニストップという新しいブランドに反応してくれたのだと感じました。

差別化商品で収益を上げる

開店から数年たち、そこからが勝負と思い、ウォークインやオープンケースの増設などを実施してきました。手づくりおにぎりを始める際は、コストが上がる不安はありましたが、差別化商品になれば良いと考えていたし、お客さまには手づくりの良さを評価していただきました。

ミニストップはやはり、手づくりおにぎりや、ソフトクリーム、ポテトなどのファストフードが重要であると従業員には話しています。大雪の影響で通常商品の納品が滞ったときも、ファストフードを作り続けお客さまに喜んでいただけました。厨房を活用し、差別化となる手づくり商品で収益を上げられるようにしていくことが、他店舗チェーンへの対抗手段にもなると思っています。手づくりおにぎりでは、2店舗目の沼田北小前店の方が売り上げが良いので、理由を分析するなどして固定客化を進めるべく、さらに取り組みを進めているところです。

さまざまな業務をこなせる従業員の育成が大切

ソフト面としては、コンビニはやはり人が大切であると感じています。ファストフードはもちろん他の業務も含めて、複数名がいろいろな業務をできるようにしています。店長という形でなく社員をトレーナーとして配置し、他の従業員に業務を派生させていくようにしています。勤務年数が長い従業員と短い従業員を組み合わせてシフトを組むことで、各従業員の業務の幅を広げるようにしています。

また従業員には、レジ前スタッフは不要と常々話しています。コンビニの仕事はレジなどの専門業務をこなすだけではなく、トータル業務であると。時間帯によりレベルの差が生じることが現在の課題です。そこを是正することで、店舗全体のレベルの維持・向上につなげていきたいと思っています。また今後は、店長を配置し店内の組織化を進め、常に売り上げを向上できる体制にしていきたいと思っています。



オーナー 長谷川 康三さん

取材担当者より

時代の流れを先読みし、ガソリンスタンドとコンビニエンスストアの併設店で開店し、自ら先頭に立って店舗運営をされてきた重みを感じました。差別化として店内加工のおにぎり・弁当に取り組んでおられますが、それを支えているのが従業員さんであり、コンビニ経営においては「人」が大事であると語っていたことが印象に残りました。現状に満足せず、常に未来を考えて店舗運営に携わっているオーナーのこだわりを感じた取材でした。

  • 当店の手づくりおにぎり人気ベスト3は、第3位「半生炙りたらこ」、第2位「北海道産焼しゃけ」、第1位「高菜明太」!

  • 「コンビニ経営の要は人」と捉えるオーナーの考えが、掲示物を通じて従業員に共有されています。

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